マジックカット

お昼を食べていて、ふと思い立った。
マジックカットのしくみって、どうなってるんだろう?


調べてみた。


マジックカットを開発し、特許を持っているのは旭化成パックスという会社。
http://www.asahi-kasei.co.jp/pax/jp/easyopen/magiccut.html
袋の端っこに目に見えないくらいの小さい傷をつけているから、スーッと簡単にきれるのだそう。
ということは、切ろうと思ったその場所が切れてるように思うけれど、実際はそれに一番近い傷のある場所が切れているということかもしれない。
とはいっても、人の爪の厚さよりも、もっと細かい間隔で傷が入っているのだろう。


最近、マジックカットの開発秘話に関する記事が書かれていたようだ。
どこからでも切れる「マジックカット」誕生秘話 (2005年7月15日) - エキサイトニュース
ここには「無数の小さな穴」と書かれていて、「穴」の写真も載っている。


ここ5年ほどのことだと思うが、初めてマジックカットを見たときにはとっても感動したことを覚えている。
パックの醤油を開けるとなれば、ほぼ毎回飛び散らしていた私。
こんな当たり前のことに、どうして今まで誰も気づかなかったんだ!
…と思っていたのだけど、実際には20年以上も前から存在していたのだそう。

旭化成パックスでは、袋をどこからでもまっすぐに切れるマジックカットストレート
http://www.asahi-kasei.co.jp/pax/jp/laminated_film/mcst.html
とか、タブを引くだけで袋がまっすぐ切れるマジックプル
http://www.asahi-kasei.co.jp/pax/jp/laminated_film/magicpl.html
とか、マジックな易開封包装材をたくさん作っているらしい。
一番驚いたのはマジックオープン。
http://www.asahi-kasei.co.jp/pax/jp/easyopen/magicopen.html
袋の真ん中からでも切れる逸品だそう。


これは、ユニバーサルデザインになりうるか。
手が不自由でも、爪がなくても開けられる、絶対に中身が飛び散らない…
そんなマジカルなパック材を開発してくれないかな。